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05/22のツイートまとめ

numisumatiku

クラウン銀貨の試作貨「スリーグレーセス」By William Wyon http://t.co/mMeXFSKD6e
05-22 16:13

【資産となるコインとは】

今回こちらで記述する内容は「平木啓一の貨幣セミナー」にも掲載してもらったのですが、
こちらのブログでも発信したいと思います。
少し長くなりますが、最後まで読んでいただきたいと思います。

【資産となるコインとは】

アンティークコインはその殆どが資産たりうる。
40年前に地銀価値しかなかった、仏領インドシナのピアストル銀貨も、
いまでは未使用なら並年号でも300ドルしている。
やはり長い年月のあいだには、化けることがあるのだ。
けれども最も確実だと思われるゴールド――金地金タイプの金貨でも、
とんでもない事態を生じるから油断できない。
金地金価格で考えると1981年1月には4,231,700円だったものが、
2014年8月に4,280,000円といった具合でほとんど変化がなかったのである。
33年の歳月を考えると、貨幣価値の下落分だけ損したことになる。
その時点での地金型金貨は、アメリカの20ドル金貨が159,160円、
メキシコの50ペソ金貨が175,674円だからこれまた33年を考えると損をしてしまっている。
こうした例を見ても、金貨なら間違いないのではという、漠然とした考えではダメだと言えるだろう。
やはり歴史的背景を有するアンティーク・コインという条件が不可欠なのだ。
それでは同じコインでも、どういった観点から選ぶべきであろうか。
第1には、通常シリーズなら年号である。フランスのナポレオン3世の100フラン金貨の場合、
なんていっても1870年銘のものが凄い。
発行数が1万枚とシリーズで決して少なくないがこの年にナポレオン3世が失脚したこともあり、
何しろ市場で見かけない。

私も過去52年間に3枚しか目にしていないから、こういった逸品は手にしておいて間違いないと思う。

.Napoleon III gold 100 Francs 1870-A AU53 NGC ナポレオン3世1870年AU53 ドル12337500

フランス100フラン金貨 ナポレオン3世 1870年 AU53
2014年現在市場取引価格 推定1270万円~

額面が大きく、製造数が僅少な金貨――イギリスの5ギニー金貨とか、神聖ローマ帝国の版図での10ドュカット金貨は、1枚だけ持っていても貴重な資産と言える。
200年あるいは300年以上の歴史を有しているから、価値が大きく下落する危険性

HUNGARY10 DucatND (1645-90) Kremnitz Mint 2 HUNGARY10 DucatND (1645-90) Kremnitz Mint 2



ハンガリー 10ドュカット金貨 ND(1645-90)
直径46ミリ 量目35グラム

イギリスには1800年代に入ると、5ポンド金貨が新たに登場するが、ここにも<ウナ&ライオン>のような人気コインが存在している。

400枚も存在しながら、未使用完全品なら今や1000万円コインである。
5ギニー金貨は41.75g、5ポンド金貨は39.94g、10ドュカット金貨は35gと、どれもが大型金貨で見事な出来を示す。
けれど大きいばかりが珍品の条件ではない。
独領ニューギニアの10マルク金貨は、3.982g、20マルク金貨は7.965gという小型金貨でしかない。
しかしながら未使用完全品だと、どちらも500万円近いのだ。
これらは極美品でも200万円からするだろう。
こうした金貨ばかりではなく、大型銀貨もまたそれなりの高評価を受ける。
そこで気を付けなければならないのは、どのコインはどれくらいのグレードで妥協すべきか、それを知っている必要がある。
つまりハイグレードばかり追い求めていると、本当の逸品を見逃してしまうという失敗を犯す。

つまり極美品のアヴェレージで求めていても、美品でいったん押さえておき、
極美品以上が出たとき買い換えるやり方である。
世界最初の完全年号入りの大型銀貨――ティロルの1486年のグルデングロッシェン銀貨は、美品を追っているとまず入手できないだろう。
このコインのおよそのグレードは普通品FINEだから、そこでまず求めるべきなのだ。
美品以上を狙っていたら、いつ入手できるか保証の限りでない。
1700年以前――とりわけ1600年以前のヨーロッパ・コインには素晴らしい大型銀貨が多く見られた。
神聖ローマ帝国とその版図のものがとりわけ優れており、美術工芸品としてみても美しい。これらは資産価値大であるのは言うまでもない。
スペイン領新大陸――ボリビア、チリ、コロンビア、グアテマラ、メキシコ、ペルーなどでは、

1600年代から粗雑な出来のコボ銀貨を世に出したが、この辺りは資産価値の面ではっきり劣る。やはり美的価値を忘れてはならないのである。
私は1500年代のヨーロッパの大型銀貨――その美品以上のものを見つけたら、必ず買っておくべしと助言してきた。
これをずっと続けているが、絶対に間違っていない。400年、500年と経過したコインは、確実に稀少化しているためだ。
多くの人が資産価値を金貨に見出すが、より高度の投資術を伝授したい。
それは誰もが、価値を判断できる金貨でなく、銀貨や銅貨(青銅貨)に見出す、というやり方である。
これならプロのディーラーが見れば価値が判るが、大多数のコインに興味のない人は価値を認識できず、

見過ごしてしまう確率が高い。つまりセーフティーの意味で、この資産保全方法は注目されて良い。
あと薦めたいコインは、歴史的なテーマを有するものだろう。
古代からの英雄や歴史的な物の肖像を描いたタイプは、欧米でも人気が高い。

ハンニバル、カエサル、クレオパトラ7世、マルクス・アントニウス、ネロ、マクシミリアン1世、カール5世、アレッサンドロ・ファルネーゼ、フォン=ヴァレンシュタイン、グスターヴ2世・アドルフ・・・・・・。
そうした人物の肖像コインは、知名度の低い人物や他のデザインのものより、遥かに人気が出る可能性が高い。
ヴィクトリア、エリザベス1世、といった女王たちの肖像を追ってみるのも面白い。ここでは金貨や大型銀貨だけを考えてみよう。
後者の大型銀貨――クラウンやハーフクラウン銀貨が狙い目だろう。
あとは超大型銀貨が面白い。神聖ローマ帝国版図における2ターレル以上の高額面銀貨は、ありふれたタイプでも極美品(EF40)以上なら買っておきたい。
もちろん稀少品なら美品(VF20)でもOKである。何しろ超大型銀貨は稀少だ。
また、実物を手にしたときのずっしりとした重みと、美しさに感動するだろう。
マイナーコインをバカにする人が少なくないが、これは実に奥が深いものがある。
流通市場で頻繁に使用されたから、貴金属貨幣に較べグレードの良好なものが残らなかった。

その上にさほど注目されていないので、誰も手元に残さなかったのだ。
マイナーコインの場合は、グレードが最高でないと意味を持たない。
グレードの低いものならいくらでも存在するからである。
ギリシアの20レプタ銅貨やイオニア諸島の2オボリ銅貨などは、普通品は全く問題にならない。
前者は227万枚、後者は414万枚、という発行数だったからだ。
僅少な発行数で稀少化したコインは、かなりのバラエティが見られる。
それには戦争が一役買うことが多い。
1941年に香港で発行された1セント青銅貨と5セントニッケル貨などは、日本軍に押収熔解されたことにより、現存数が20~30枚となった。
これはマラヤの10セント銀貨、サラワクの1セント青銅貨もまた、こうした例であった。
これら以上の逸品と言われているのが、英領西アフリカの1945年の1ペニー白銅貨であろう。
ジョージ6世の治世下に置いて、エドワード8世の名で製造を開始、8枚から12枚のところで気が付き停止させた、という裏話が伝えられる。


英領 西アフリカ ペニー 1945

英領日アフリカ ペニー 1945年 ジョージ6世(刻まれた名はエドワード8世)

マイナーコインには、2/3ターレル銀貨とか、1/2クラウン銀貨、はたまた1/2ドル銀貨や50セント銀貨なども含まれる。
あるいはそれ以下の額面のものだ。
1900年以前のものに注目すべきだが、その理由はやはり流通市場で殆どが摩耗してしまったことによる。
勿論これらはオークション・アイテムに入る。
私は以前、サラワクについてリサーチしたことがあった。

このとき50セント銀貨のハイグレードのものを探したが、なかなか見つからなかった記憶がある。
このようにありふれたコインでも、マイナ―コインのハイグレードのものは稀少だった。
これまで半世紀以上の経験からして、いざ珍しいコインを探そうとした場合、金貨や大型銀貨は出てくるが、

マイナーコインは簡単には出てこない。
それほど難しい対象である。

安南の内帑金 NO.2

現在では殆ど用いられない「内帑金」だが、漢字を使用していた地域では、かなり一般的に目にできたのであった。
ヴェトナム方面では1800年頃まで漢文が広く使用されており、実際には1900年頃まで宮廷でこうした金塊の刻印などにも
見られた。
歴代の安南皇帝の中で、明命(ミンマン)、紹治(チュウシ)、(トゥドゥ)、同慶(ドンカン)、成泰(タンタイ)の
治世下で存在する。
最後の成泰帝は1907年まで在位したのであった。
一銭(テイエン)は3.8g程度、10銭が1両(ラン)は約38グラム、10両が約380gとなっている。
最大のものは紹治年間に製造された100両――3800gほどで、金品位は1000分の700だった。
100両内帑金は、縦146ミリ、横78ミリという大きなもので、分厚く重い金塊である。
これが貨幣と見倣されているのは、裏面に<統治元賓>と刻まれた点で
額面も表面に<壹百両>といった具合に見出せる。

コインエキスパート オンライショップに私のお勧めコインがあります。
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安南の内帑金

久々の投稿になります。
内帑金についてお話したいと思います。
とゆうのも、内帑金を知らない世代が増えてきているため、
皆様に伝えておきたいと思ってのことです。

安南(今日のヴェトナム中央部)王朝には、1800年代中期に多くのバラエティの金の延板が存在する。
一両(38グラム程)から100両という重量タイプまで、多くのサイズが存在した。
これらは大きく2つに分かれており、<官金>という文字が刻まれているのは、政府の公金を意味している。
一方の<内帑金>は、王室の資金である。

この言葉を私が初めて目にしたのは、シベリアの厳冬期短騎横断で知られる、福島安正中佐について書いた時だ。
旅の途中で資金が2000円不足したのに対し、明治天皇が内帑金から不足分を下賜された、という資料を目にしたのだった。

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記念貨

コインに関心を抱く者は、16世紀から19世紀にかけての記念貨の発行理由で
「逝去記念」を多く見出すのが常だ。
これは大公とか公爵などの場合、日本語としても正しい。
しかしながら国王とか皇帝になってくると、「崩御」と言う言葉を使いたい。
それでは一般人でコインに描かれるような人物だと、「死去」か「逝去」で良いだろう。
1932年にワイマル共和国で発行された、「ゲーテ逝去100年」記念貨が代表的な例である。

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